見る側の人には全然関係ない話だけど

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実はX-T1に並々ならぬ気持ちが萌芽した時期が、そんな遠くない過去にあって。
まあちょっと手を出してみて結局その芽は潰えたのだけど。その後X-T10に抱く愛情が深まったと言えばキレイゴトかもしれない。

ひたすら信じるということが出来ないのは致命的な弱さだと痛感したのだ。そして浮気の一件からカメラを信じたら写真に強さが出たかな、と。逃げ道が見えなくなってきたかな、と(当社比)。

見る側の人には本当に関係のない話でした。

Amazing Grace

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葉が色付くときは、すでに葉緑体が死んで枯れた状態らしい。
そして寒さから身を守るため、葉を落として表面積を少しでも狭くするそうだ。

なんという自然界の知恵!!!!!
そしてそれだけのことで、こんなに人々を魅了するんだ。
紅葉を見に、世界各地から日本に訪れる人が毎年何千億人といる。
アイホンをパシャつかせ、アメージング!アメージング!とか言う。

我々も偉大なる自然の法則に身を委ねるべきである。
そう思って裸になってみた。

実家の羽毛布団が恋しくなった。

秋のお供のX-T10

こんにちは。すみーです。

今日はある小さなカメラへの愛を語りつつ

このブログの記念すべき初記事としましょう。


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このカメラはX-T10といいます。Fujifilmから出ています。みんな大好きFujifilmです。2015年6月の発売日に買って以来メインで使ってます。


Fujifilmは、古くからフィルムをつくりつづけている会社です。かれこれ80年以上も「人肌の色や質感はどうだ」「明け方の空の美しいグラデーションはどうだ」と画作りを研究しています。


そんな会社も、本格的なデジタルカメラを作り始めたのはつい5年ほど前です。参入当時から、フィルム時代に培った画質で最高の評価を得ているんですよ!

NikonCANONは絵作りの研究を始めて20年も経たないので、相当なアドバンテージがあります。青空の深さ、淡い色彩、人肌の血潮など、見事に描きます。


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そんなフジにも弱点があります。

ズバリ操作性です笑。なにしろ本格的なデジタルカメラを作り始めて日が浅いのですね。

それこそNikonCANONは、60年近くカメラボディを作ってきました。カメラボディというのは、レンズを通った光をフィルムまで通すための箱。

より速く切れるシャッター、直感的なダイヤル・ボタン配置、酷使に耐えうる堅牢性などで進化を積み重ねてきました


そういった一流メーカーとフジを比べてしまうのは、さすがに可哀想なのですよ笑

むしろ5年間でよくここまで成長したと思ってます。

そして!X-T10はようやく他メーカーに追いついたかな、という記念すべきカメラなのです。個人的には。

X-T10の兄貴分X-T1は機能てんこ盛り大盤振る舞いなカメラで世の注目を集めました。しかしボタンの押しにくさや、邪魔なダイヤルロック(誤作動防止のためですが、そもそも電源オフでも設定確認が可能なのがデザインのメインテーマなんだから、撮る前に分かるじゃんというデザイン根本のズレ)なども同時に目立ちました。


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世間的には機能が削られた弟分と言われるX-T10ですが、いやはやX-T1から確実にブラッシュアップされた名機なのですよ。ラーメンだって、別に全部乗せじゃなくてもいいじゃないですか。本当に必要なものだけ、「適切なデザインで」そなえつけられてるのがいいカメラですよ、きっと。


画質以外はまだまだ発展途上のメーカーなので、ユーザーと二人三脚で成長してくれたら嬉しいな、と思ってます。