秋のお供のX-T10

こんにちは。すみーです。

今日はある小さなカメラへの愛を語りつつ

このブログの記念すべき初記事としましょう。


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このカメラはX-T10といいます。Fujifilmから出ています。みんな大好きFujifilmです。2015年6月の発売日に買って以来メインで使ってます。


Fujifilmは、古くからフィルムをつくりつづけている会社です。かれこれ80年以上も「人肌の色や質感はどうだ」「明け方の空の美しいグラデーションはどうだ」と画作りを研究しています。


そんな会社も、本格的なデジタルカメラを作り始めたのはつい5年ほど前です。参入当時から、フィルム時代に培った画質で最高の評価を得ているんですよ!

NikonCANONは絵作りの研究を始めて20年も経たないので、相当なアドバンテージがあります。青空の深さ、淡い色彩、人肌の血潮など、見事に描きます。


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そんなフジにも弱点があります。

ズバリ操作性です笑。なにしろ本格的なデジタルカメラを作り始めて日が浅いのですね。

それこそNikonCANONは、60年近くカメラボディを作ってきました。カメラボディというのは、レンズを通った光をフィルムまで通すための箱。

より速く切れるシャッター、直感的なダイヤル・ボタン配置、酷使に耐えうる堅牢性などで進化を積み重ねてきました


そういった一流メーカーとフジを比べてしまうのは、さすがに可哀想なのですよ笑

むしろ5年間でよくここまで成長したと思ってます。

そして!X-T10はようやく他メーカーに追いついたかな、という記念すべきカメラなのです。個人的には。

X-T10の兄貴分X-T1は機能てんこ盛り大盤振る舞いなカメラで世の注目を集めました。しかしボタンの押しにくさや、邪魔なダイヤルロック(誤作動防止のためですが、そもそも電源オフでも設定確認が可能なのがデザインのメインテーマなんだから、撮る前に分かるじゃんというデザイン根本のズレ)なども同時に目立ちました。


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世間的には機能が削られた弟分と言われるX-T10ですが、いやはやX-T1から確実にブラッシュアップされた名機なのですよ。ラーメンだって、別に全部乗せじゃなくてもいいじゃないですか。本当に必要なものだけ、「適切なデザインで」そなえつけられてるのがいいカメラですよ、きっと。


画質以外はまだまだ発展途上のメーカーなので、ユーザーと二人三脚で成長してくれたら嬉しいな、と思ってます。